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2014/10/19 (日)

優しかったね泣きもしなかったね/悪いことをしたこどものように


■優しかったね泣きもしなかったね

偉い偉い。
君が泣くとあのこも泣くから我慢したんだね。
僕らの娘は強い子だ。強くて優しいお姉さんでとてもとても鼻が高いよ。
さあ、きちんと手当をしたから、大丈夫。
しっかり治るよ。若いからきっと傷跡も残らない。

……とは云え、腕は大切な商売道具だからね。暫く宝石みたいに丁重に扱いなさい。
そうだ。仕立て屋さんに頼んで舞台用の手袋を作って貰おうか。
舞台で映えるし君の宝石を守ってくれる。
そうと決まれば急ぐが勝ちだ。
すっかり怪我が治る頃には新しい衣装が届くように手配しよう。

【サーカスの団長とメロルーシャ】
(不注意で大きな怪我をしたけど怒られなかったし良く泣かなかったと褒められた)



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■悪いことをしたこどものように

……嗚呼、もう、こんなのすぐに治るから、お見舞いとかいいからさあ。
ボール。ディアボロ。ポイ。
泣くヒマ有ったら、どれかたくさん出来るように稽古をして来なさいよ。
ねえ、ほら。泣くんじゃねえの、暑苦しい。見苦しい。鬱陶しい。
お前、悪いことしたわけじゃないのに、すぐ泣かないの。


でも、でも、メルちゃん、腕でしょう…痕が残ったらめだつよう…

……そんなの殆ど大丈夫だって、団長も言っていたからな。
お前は心配屋過ぎる。今からそんなだと、将来ハゲるよ。
……嗚呼、ほら、分かった分かった。
実を言うと、仕立て屋さんに新しい衣装で長い手套を作って貰おうってなってね。
結局のところ、腕は仕舞ってしまうわけ。だから泣くな。泣くな。


【メロルーシャとグードゥ】
(あいつは、他人を思って直ぐに泣くんだ。)
(長手套が定番になる迄の昔話)


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