--/--/-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2014/11/23 (日)

追い付けぬ星に祈る


■追い付けぬ星に祈る


棘満ちる少し前の斧都と赤い娘とサーカスの団長


― メロルーシャ。
ひとつ大切なお願いがあるんだ。
これから君が会う “女の子” の話はきちんと聞く事。
良いかい、その子はとっても大切だからね。いくら急いでいても邪険にしてはいけないよ。
団長からのお願い。約束、守れるかな?


― ガキの扱いをしないでくれる。
要は、慌てるなってことでしょう。そのくらい、大丈夫に決まってる。


― ……そうか。そうだね。心配は要らないね。気を付けて行きなさい。


◇◇◇


そうだ、あれから、本当に
二人の女の子に会った。

《赤い女の子》
新しく作って貰っていた、炎みたいに真っ赤な舞台衣装の色に似ていた。

《金色の女の子》
こどものライオンと家出したときに見た冬の夕暮れ。
穏やかに眩しくて、全てのものの輪郭をやわらかく彩る、あのお空。
この世のものでは無いと思った、あれと同じ色の子。

彼女の瞳に迷子の未来が見えた事、道案内をしたら瞳の景色が変わった事。
いま思えば、あれが初めて見えたエンディング。


女の子の話をきちんと聞きなさい。
さいごに、さいごに、団長が言ったこと。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。